村松:日曜日の活動は何をした?

ゴリ:ロンド4vs2ワンタッチ。次はワンタッチの後絶対2タッチ。コントロールに駆け引きが生まれるのが目的。マッサン(村松)の時は頭を使う練習が多かったけど、俺がやるときはロンドも同じで。それじゃいかんと思って工夫して。
次はポゼッション。3グループに色分けて、もらった色には出せない。ポゼッションにすごい集中力をもつ、賢い選手たちはリズムに入っていく。このトレーニングをすると決断につながると思った、没頭していくから。
シュート練習では、ボールなしの移動を入れた。いつもはパスしてから移動するけど、先に移動をいれると走りの速度に変化が生まれたから良かった。
サイドでの1対1。賢い選手は角度のないところへ追い込んでいけたけど。良くないパターンとして追い込んでるの
に、足を出しに行って中行かれるっていうのが見受けられた。
最後は、ゲーム。とにかく寄せてく。かわされてもいい、でも賢くやれって言った。

村松:それでよくなったの?

ゴリ:一個面白かったのは、絶対に行かないといけない。でも全力!全力!全力!では行けない。マラソンのように
走り続ける。淡々とやり続ける。安定して走り続けて寄せていくと、相手の状況を見ることが生まれた。3分ずつで交代。いつもなら3分やってから交代するのに、その前に変わってきた。でも3分に具体的な理由はない。15分で区切った。

村松:ん?てことは2回、回ってきてないグループがいる?

ゴリ:あ、ほんとや。

村松:それだったらみんな2回ずつやってもよかった気がする。18分の時点で落ちてきてるんだったら、一回休憩入れてもいい。もし落ちてなかったらやり続けてもいいし、戦術や戦略の話がしたいなら区切ってもいい。身体面重視なら続けた方がいいかも。

ゴリ:攻撃の話なんだけど、4枚で回す意味は、近い場所に仲間がいてパスがしやすい。でも、ライン間やライン上に入りすぎると裏にいけなくなる。一回入ったら3人目として裏を狙う。対相手なんだけど、そのイメージを持っていることで裏のスペースを狙える。そのイメージをつけて欲しい。それによって裏へのパスが出始めた。でもミスが多くなった。ただドリブルでの突き抜けも出てきた。

村松:ミスが多くなったのはいいの?

ゴリ:よくはないけど、最近は裏をとろうという意識が低くて。自分のペースでやりたいというのが回しになっていたけど、ゴールへの意識がついた。そうすると相手を意識するし。常に外し続けるというところに繋がるのかなと。

村松:ゲームの時は守備のことメイン。それでも練習メニューが守備重視じゃない。それは狙ってる感じなの?

ゴリ:いや、狙ってない。自分のやりたいことをやった感じだったかもしれん。

村松:木曜にやったことと繋げたとか?

ゴリ:その時だけで考えてやった。

村松:まぁそこからだなぁ。計画だね。

ゴリ:俺が計画がわからなくて。どうやっていいかわからなくて。

村松:じゃあ一回計画たててみたら。

ゴリ:どうやって?

村松:自分で考えてやってみたら。

ゴリ:そういうことか。教えて欲しいんだけど、守備なら守備に統一した方がいいってこと?今週はこれとかなの?今チームに足りないことを1ヶ月でこうしていくとかなの?

村松:仕事ではどうなの?

ゴリ:売り上げ目標に対して動くけど。3ヶ月後まで考えてやっとるかなぁ。現場がそれぞれあって、現場に合わせて2ヶ月前とか。プラスで単発的な売り上げを混ぜてく。あ、でも、タイミングとセンスもあるな。

村松:どれくらい先まで最大考えるの?支店単位だったら?

ゴリ:5月が決算だから、5月までに支店運営計画として持っていて、来年の5月まで。最低ベースと前年比という2つのレベルを目標としてもつ。月に換算して、営業で振り分けて、達成していけば目標を達成するよっていう感じ。

村松:フットサル監督もそういう感じだよ。でも違うのが、会社の方がわかりやすい気がする。

ゴリ:会社は決まったことをやればいいからね。みんな勝手に難しくしていくんだわ。複雑にする必要はないのに。個人の感覚を入れちゃうと数字が上がらない。

村松:でもそれフットサルと似てない?まず来季の目標を立てるじゃん。結果の目標はいらない。でもチームの戦術的な目標。どういったプレーが1年後にできるようになっていたいか。選手によってはできることとできないことあるから。現状では1年後にここまでは行かんなぁとか。こういう感じでやりたいなぁって思うことを書く。1年後こういうことができるようにっていうものを。それを細かくしないかん。

ゴリ:そういうところなんだよな。

村松:でも俺は既にそのコンセプトの話は全部伝えたから、した話を思い返して。例えば、4月は3人の攻撃、5月はその守備、6月は2人の攻撃、7月はその守備、とか。でも細かいことはいいから、最初に大まかなチームの攻撃と守備を選手たちが体現できるようになってないと。

ゴリ:繋がってこないってことやろ?

村松:そう。例えば最初の1ヶ月で大まかなことをやる。大体の攻撃守備、エリアごととか。セットプレーとか。そこからは、プランニングって各指導者の見方だから、一概に方法は言えないけど。俺だったら、攻撃と守備セットにしちゃうことが多い。2人組、3人組も同じ週にやって、それでも2人組は週によったいろんなコンセプトにする。それを1月の単位にして、毎月やっていく。その時々のチーム状態があるから、これで足りててこれはまあいいかとか、それは最初に計画しておくことでチェックできる。今は攻撃側を強めようとか、そういう風に個人的にはやってるけど。もちろん、相手があるし自分たちがいるから、計画を立てたと言っても他に大切だと思うことがあれば重視する。でも計画したことは少しの時間でも入れる。じゃないと忘れる。

ゴリ:それ相当レベル高くね?

村松:じゃ自分の思うように計画してやればいい。他人に言われてるから難しいとか無理に思うわけで。どうやってやればいいかわからないって言ったのはゴリで、だから俺は伝えただけ。俺のやり方でやれなんて言ってない。最低でも1年に2回ぐらいサイクルが回るのがいい気がするけど。

髙橋:4月に大まかにセットプレーを理解して、そこからベースによる同サイドの2人組、そこからの3人目。あぁもう、でもここから自分で考えていかないかんのか。

村松:計画は嫌いなことをやるためのものでもある。


村松裕樹
MIKÁNフットサル 代表
オンラインサロン「BARフットサル」
https://bar-futsal.com/

PAGE TOP